まつもと ゆきひろです In message "[ruby-list:6057] Re: Ruby 連載 第 3 回" on 98/01/28, Kikutani Makoto <kikutani / jdc.ericsson.se> writes: | |きくたにです。 |そう、私がなんでイテレータがわかりにくかったを理解した気がします。 |「イテレートしないイテレータも結構多」いことです。 そーなんですよっ,あれを「イテレータ」と名付けたのは失敗だっ たかも知れない.やはり名前は難しい(こればっかり).インライン コールバックとでも名付けておけば,ちょっと奇妙だけどこんなつ まづきはなかったかも. でも,いいわけをすると東工大方面で人気だったCLUのイテレータ もRubyと似たセマンティックスなんですよ.その辺を真似たという のはあります.やはり似た概念には同じ名前を付けた方が良いだろ うということで.ただ,文法がRubyの方が柔軟だったので,思わぬ 応用が効いてしまって現在に至っているわけなんですが. CLU: for i in Cluster$iter(args) do ... end Ruby: obj.iter(args) do .. end obj.iter(args) { .. } こういう些細な文法の違いが大きな差を生んだりするんですね. # しみじみ |顕著なのはtkの例の | |list = TkScrollbox.new { | relief 'raised' | width 20 | height 20 | setgrid 'yes' | pack |} | |とかですね。 これは失敗だったかなあ,と思っている私.日本UNISYSのTippler を真似ようというのが発想の元なんですけど.最近は list = TkScrollbox.new(nil, 'relief'=>'raised', ..) list.pack をお勧めしてます. |単なる希望ですが、「特異メソッド/特異クラスはやわかり」。 |どういう状況でこれらを使うと嬉しいかがわからないからです。 これはきっと私しか書けませんね.Ruby本が一段落して(^^;;;), だあれも連載を引き受けて下さらない事態が生じたら,私が書きま しょう. # がまんしきれなくて,一番忙しい時に一気に書いちゃいそうだな. # 現実逃避だいすき.^^;;; ということで,執筆者募集中.原さんとかどう? |> Python MLでいじめられているので(笑),Rubyのここが良いってい |> うような記事が読みたいなあ. | |その伏線でthreadの件を書いてみたのだけど、別の解決策で終わってしまった。 やはり,Pythonくらいになると逃げ道はいろいろとありますねえ. まあ,そうでないと世界中で使われないと思いますが. |あたしゃrubyのtkクラスのクイックリファレンス |を書きたいですよ。理解したつもりの部分でも時間がたつと忘れて |lib/tk.rb等を読まなきゃならないんだもの。 私もだ.^^;;; まつもと ゆきひろ /:|)