須藤です。 今日は肉の日ですね。 地域化(L10N)用のライブラリであるlocale 2.0.6をリリースしま した!(約3年ぶり) サイト: http://ruby-gettext.github.com/ インストール: gem install locale localeはもともとむとうさんがメンテナンスされていたのですが、 2009年からリリースされていませんでした。しかし、Ruby 1.9 + Windowsの組合せで動かなくなるなど、いくつか問題がありました。 そのため、それらの問題を修正して、私が(むとうさんじゃない他 のlocale開発者の人からgem pushできる権利をもらって)リリース しました。 2.0.5からの変更点は以下の通りです。 ## 2.0.6: 2012-08-29 Windows上のRuby 1.9でも動くようにしたリリースです。 ### 改良 * 不正なLANGUAGE環境変数の場合でも動くようにした。(単に無 視する) [Alexey l.Froloffさんがパッチ提供] [Friedrich, Axelさんが報告] * Ruby 1.8.6でもウゴクようにの対処法をいれた。 * 同じプロセスで何回でも `Locale.init` を呼べるようにした。 * Windows上のRuby 1.9でもウゴクようにした。 * `Locale.current = Locale.current` を動くようにした。 [GitHub#mutoh/locale#5] [Debian#600713] [Martin HradilさんとHleb Valoshkaさんが報告] * `$SAFE > 0` のときでも `Locale.init` が動くようにした。 [GitHub#mutoh/locale#5] [Hleb Valoshkaさんが報告] * Rackのミドルウェア `Locale::Middleware` を追加した。これ を使うとクライアントからのリクエストをみてlocaleを初期化 してくれる。 ### テスト * Windows用のテストのせいで他の環境のテストが動かなくなっ ていた問題を修正。 [J. Pablo Fernandezさんがパッチ提供] (aの上に'が付きます。) * [jruby] variantの書式が間違っていた問題を修正。 [GitHub#mutoh/locale#5] [Hleb Valoshkaさんが報告] * 違う環境変数を参照していた問題を修正。 `LC_CTYPES` では なく `LC_MESSAGES` をチェックしていました。 [GitHub#mutoh/locale#5] [Debian#520181] [Adeodato Simoさんが報告](最後のoに'が付きます) [Hleb Valoshkaさんがパッチ提供] ### 感謝 * むとうさん * Alexey l.Froloffさん * Friedrich, Axelさん * J. Pablo Fernandezさん(aの上に'が付きます。) * Martin Hradilさん * Hleb Valoshkaさん * Adeodato Simoさん(最後のoに'が付きます) -- 須藤 功平 <kou / clear-code.com> 株式会社クリアコード <http://www.clear-code.com/> (03-6231-7270) groongaサポート: http://groonga.org/ja/support/ パッチ採用はじめました: http://www.clear-code.com/recruitment/