皆さま、はじめまして。

このメーリングリストでもいまだに CLU の話題がのぼりますので、
ご紹介させていただきます。

以前、東京工業大学情報科学科木村研究室におりました、東平と申します。
1994年3月に院を出ました。
修了以来、CLUからは離れておりましたが、
最近就職活動をした関係で clu2c のことを調べていくうちに前田様が
過去に clu2c を Linux(Debian) に移植したパッチを出していたことを知りました。
ただ現在は動いておらず、2000年頃には過去のものになっているとのことも知りました。

そこで本当に動かすことができないかと思いまして、いろいろ試行してみたところ、
Cygwin で動くようになりました。
ご報告がてら、木村研から正式にリリースされた最後のバージョンである、
clu2c-1.99.3 からのパッチをお送りいたします。
なお、パッチの作成に当たっては前田様が以前作られたパッチを参考にいたしました。
また、改造の過程で ubuntu 9.04 も使い、その時は何の問題もなく動作しましたので、
LinuxやUNIXでも動作するとは思います。

以下、インストール手順です。

(1) A garbage collector for C and C++
<http://www.hpl.hp.com/personal/Hans_Boehm/gc/> などから、
   Boehm の GC の最新版をとってきてインストール。
   仮に <http://touhei.hp.infoseek.co.jp/clu2c/gc-7.1.tar.gz> を置いてあります。
(2) http://www-ftp.lip6.fr/pub/lang/clu/clu2c/ などから
  clu2c-1.99.3.tar.gz をとってきて、展開。
  仮に <http://touhei.hp.infoseek.co.jp/clu2c/clu2c-1.99.3.tar.gz> にも置きました。
(3) パッチ<http://touhei.hp.infoseek.co.jp/clu2c/clu2c-1.99.3-7.diff.gz>を当てる。
(4) あとは clu2c-1.99.3 を作る時とほぼ同じです。

サンプルプログラム<http://touhei.hp.infoseek.co.jp/clu2c/Hello_World.clu>もありますので、お試しください。
1.99.3で既に実装されていた nclu と同等の機能を使うことができます。
漢字もプログラムで使うことができます。

なお、前田様にはこれの前のバージョンをお送りしておりますが、
少し手を加え、セルフコンパイル可能であることも確認しました。

とりあえず動作するようにはなったのですが、
著作権の問題(木村研は消滅している)やら
ドキュメントをもう少し整備する作業やらがありますので
正式なパッケージとして公開するのはもう少し先になりそうです。
ただ、このメーリングリストでもいまだに話題にのぼることがあり、
久野さんの記事も読めるようになりましたので、
まあ話のタネに動くかどうか試していただけると幸いです。
Rubyのどの部分に影響を与えたのかを見てください。

それでは、失礼いたします。
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東平洋史