まつもと ゆきひろです

In message "[ruby-list:39470] Re: int/int in Ruby2?"
    on 04/04/02, Masaaki Sakano <mas / star.le.ac.uk> writes:

|一方、Ruby のような高級言語では概念こそを気にして、もっと
|楽に自然にプログラミングできれば、と願う次第です。
|オブジェクト指向としては、オブジェクトを常に気にするべきなのは
|当然です。で、今の Ruby の「/」の挙動は、「整数(Integer)」という
|オブジェクトをユーザーが常に気にしなくてはいけない仕様だと感じます。
|一方、ユーザーが最も自然に気にするのは、ただ「数(Numeric)」
|なんじゃなかろうか、と私は感じるわけです。

かならずしも、そうでもないと思います。

いずれにしても、それは「気持ち」なので、私の判断の基準に採用
するのは難しいです。議論は歓迎ですが、以前も書いたように、

In message "[ruby-math:01014] Re: int/int in Ruby2?"
    on 04/03/31, Yukihiro Matsumoto <matz / ruby-lang.org> writes:

|実用主義を標榜するRubyとしては「紙の上との一致が自然に思える」
|は非互換性を導入する理由として弱いかなあと思います。整除にも
|計算機言語の歴史がないわけではないのですし、実用上便利なケー
|スも多々あります。
|
|数学(算数)的に自然をめざすならMathematicaくらい徹底するべき
|ではないかと思いますが、私自身にはRubyをMathematicaにするつ
|もりはありませんし。
|
|こうであればこういうケースで便利であり、今までよりもこういう
|風に「お得」であるとかいうのが、私に対して有効な説得方法だと
|思います。

ただ単に「自然」というのではなく、こうだから嬉しい、という論
法になりませんでしょうか。

今まで聞いたのだと(comp.lang.pythonで聞いたのですが)、「/」
を整除にしないと(Pythonの場合はfloatですが)、整数と実数が完
全に可換になってPolymorphicにできる、というものが比較的説得
力を感じました。まだ弱いけど。

				まつもと ゆきひろ /:|)