永井@知能.九工大です.

Ruby/Tk のメンテおよびサポートの放置で迷惑をかけていてすみません.
このところ私事絡みで Ruby/Tk に関わるだけの気力が出せないでいたのですが,
いつまでもそれではまずいので頑張って復帰するようにします.

# ruby-talk の方で,すぐに答えることができるような質問に
# なかなか回答が付かなかったりするのも理由になってます.

とはいえ,それができるのも今年度一杯のことで,
次年度には困難になる可能性もあります.
これは「私事」とは関係なく「国立大学独立法人化」絡みの理由です.
同法案は多数指摘された問題点を放置したままに衆院での強行採決の後,
ご承知の通り現在参院で審議中ですが,これが成立してしまうと
国立大学関係者がフリーソフトウェアに関わることは
厳しくなってしまいそうです.

# 以下で用語が不正確な部分があるかもしれませんが,
# それは無視してください.

現在の法案のままに来年 4 月から独立法人化となると,
文部科学省の「認可」が必要な 6 年間の「中間目標」に基づき,
(おそらくは文部科学省の官僚が多数含まれるであろう)評価委員会での
評価により,大学の存廃,予算配分が決められることになります.
文部科学省は「同法案により,基礎研究を重視などの大学の特徴を
出せるようになる」と述べていますが,現実的に考えると
評価委員会で有効な評価を受けるためには「数字」として
評価できるものを中間目標とせざるを得ず,
数字の出にくい基礎研究は立場的に弱くなるでしょう.

# 6 年後の次の「中間目標」において,現在の活動が
# それに適合して継続できるのかも保証されません.

ましてや「フリーソフトウェアに関わる」など,
中間目標の達成に邁進していないという点で,
活動として無視されるどころかマイナス評価とされかねない気配です.

# ちなみに中間目標は,大学の運営に詳しい外部の有識者(って何者でしょう?
# 文部科学省の天下り先としか思えません)を「半数以上」含む評議会と
# 学長とによって決められますから,学内からの意見でたとえ非常に強く
# 「フリーソフトウェアサポートも社会貢献として評価を」と出たとしても,
# 評議会で無視されればそれっきりです.

私自身はどちらかと言えば数字になりづらい基礎研究寄りですし,
「無視」されるならまだしも「マイナス評価」とされてまで
サポート活動を継続できるかと言われれば,
私には無理である可能性が高いと言わざるを得ません.

# こうした活動の成果が「商品」に反映されると
# 評価対象として扱われるらしいことは納得しづらい話です.

ひどいことになりそうな理由はまだまだありますがそれは置いておくとして,
法案の成立次第では Ruby/Tk のサポートに積極的に関わっていただける方が
本年度中に少なくとも 1 名は必要かと思います.
「私で良ければ」と思われる方がいらっしゃいましたら,
ぜひ声を上げていただけますようお願い致します.

# こんなことを言っても,一般には「大学人の甘え」としか
# 見なされないのかもしれないとも考えてしまい,
# やや欝気味の気分になります.(^_^;
# 単なる「心配しすぎ」で済めばいいのですが...
-- 
                                         永井 秀利 (九工大 知能情報)
                                             nagai / ai.kyutech.ac.jp