さくです。

In article <20020109225350.C27307 / fe.rn.tuat.ac.jp>,
IWAOKA Masahiro <iwaoka / tuat.jac-net.com> writes:

> Linux って、パッケージで追加インストールするものまで /usr/bin に突っ
> こんじゃうんですか!?

ひとことで言えば、「追加インストール」じゃないからです。

Linux(に限定されるものではありませんが)には、FHS(File Hierarchy
Standard)という文書があり、パケジ管理システムの管理の下にあるものは
/usr/localには入れてはいけないことになっています。/usr/local以下はホスト
管理者がパケジ管理から外れて任意のソフトウェアを配置するために解放されてい
ます。

Linuxの場合、パケジとは、OSの標準構成に追加するものという位置付けではあり
ません。だって、Linuxっていうのはカーネルのみを指すものですから、OS標準と
いうのはそもそも存在しないわけですよね。カーネルやらコンパイラやら、いわゆ
るユーザーランドまで全て他所から集めたパーツで成り立っているわけです。これ
らのパーツをバイナリにして管理情報を付けたのがRPMやDEBといったパッケージで
あり、一通りのパーツを揃えて提供してOSの形を成しているものがディストリビュ
ーションと呼ばれるわけです。FHSに従うならば、そのディストリビューションが
コンパイラとしてgccを採用してパケジ化し、提供しているなら、/usr/local以下
ではなく/usr直下に置くことになります。

余談:
"Emacsはやはり/usr/localになくては変だ" などの意見をたまに聞くのですが、こ
れは、SunOSのような既成の完結したシステムに追加するからEmacsが/usr/localに
あるのが普通だっただけであって、ディストリビューションを構成してはじめて完
結したシステムになるLinuxの場合、Emacsをディストリビューションに含めるなら、
それが/usr/localにあるのはかえっておかしいことになります。


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                                                   ** Changed 2001/11/09 **