木村です。 configure.bat でmakefileを作成するときに、ヘルプでは出てきませんが if "%1" == "--program-suffix" goto :suffix :suffix echo>> ~tmp~.mak "RUBY_SUFFIX=%2" \ echo>>confargs.tmp %1=%2 \ shift shift のように --program-suffix オプションを受け付けるようになっています。 ヘルプに出してないのは意図的で、使えなくても文句いうなというのであれば 話はここで終わるのですが、 とりあえず上記オプションを使って suffix を指定した上でビルドすると ruby$(RUBY_SUFFIX).exeは問題なく作成されるのですが、続けてnmake install したときにドキュメント作成のところまで来て Generating RDoc documentation .\ruby.exe -I".ext/i386-mswin32_71" "./../runruby.rb" --extout=".ext" -- "./../bin/rdoc" --all --ri --op ".ext/rdoc" "./.." '.\ruby.exe' は、内部コマンドまたは外部コマンド、 操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません。 NMAKE : fatal error U1077: '.\ruby.exe' : リターン コード '0x1' Stop. と止まってしまいます。 これは、作成された実行ファイルが ruby$(RUBY_SUFFIX).exe というパターンの ものなのに、ここでは $(RUBY_SUFFIX)を考慮しない名前で起動しようとしている ためにファイルが見つからないのでエラーになっています。 上記のケースで使われるコマンドラインのパターンを生成するところで --- Makefile.sub.1~ 2008-02-24 23:29:51.000000000 +0900 +++ Makefile.sub 2008-03-06 10:47:52.061500000 +0900 @@ -208,7 +208,7 @@ RUNRUBY = $(MINIRUBY) !else MINIRUBY = .\miniruby$(EXEEXT) -I$(srcdir)/lib -RUNRUBY = .\ruby$(EXEEXT) -I"$(EXTOUT)/$(arch)" +RUNRUBY = .\ruby$(RUBY_SUFFIX)$(EXEEXT) -I"$(EXTOUT)/$(arch)" !endif MINIRUBY = $(MINIRUBY) $(MINIRUBYOPT) RUNRUBY = $(RUNRUBY) "$(srcdir)/runruby.rb" --extout="$(EXTOUT)" -- のように修正を加えてやれば --program-suffix を指定したときも無事に ビルドできるようになるのですがどんなもんでしょうか? #上記の変更を加えた上で --program-suffix 無指定のときの動作も #確認しています。 余裕がありましたらご検討くださいませ。 -- 木村浩一