森田と申します.

Ruby への世代別 GC の導入について興味を持っていて,調査を行っています.

いくつか質問があります. 

1. 2001,2002年に木山さんが世代別 GC を実装されています(1)が,調べた限
  りでは,[ruby-dev:17677] でのまつもとさんの

> で、まだマージしてない理由はただひとつ、「1.7のメモリ割り当
> て戦略の変更で世代別GCのほうが速いケースが見つからない」せい
> です。write barrier のコストのせいか、かなり人工的なテストケー
> スでも世代別でないほうが速いです。  

  という発言の他に,世代別 GC のコスト問題に関する public な言及を発見
  できていません.この問題に関する調査や報告が他になされているかどうか,
  どなたかご存知ないでしょうか?

  木山さんの論文および発表スライドを見る限りでは,大きなテキスト文書や
  XML文書を処理する場合などにかなり大きな改善を得られているようです.
  個人的意見としてはこれだけでも十分に導入する意味があるように思います.


2. 木山さんの実装の他に,Ruby (Rite, 現在の安定版含めて)の GC の改善に
  関する研究や活動は全く行われていないのでしょうか?

  今年の 6/12 に http://www.ruby-forum.com/topic/69026 でも質問をされ
  ている方がいますが,反応はないようです.


3. RHGでは, Rite では Boehm GC を導入する予定との記述がありました(2)
  が,それについては現在どのような状況になっているのでしょうか?


上記の点に関して何かご存知の方がいらっしゃいましたら,教えていただけな
いでしょうか.

なお,現在 GC に関して他に誰もやっている人がいなければ,ひとまず自分が
動いてみようかと考えています. とりあえず木山さんのパッチを現行の 1.8
系列 に移植するところからやってみる予定です.


参考文献
(1) http://lc.linux.or.jp/lc2001/papers/ruby-gc-paper.pdf
    http://www.syst.cs.kumamoto-u.ac.jp/~masato/research/master-slide/index.html
(2) http://www.loveruby.net/ja/rhg/book/gc.html
    http://www.loveruby.net/ja/rhg/book/fin.html

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東京大学 大学院 情報理工学系研究科 数理情報学専攻
数理第七(武市・胡)研究室 修士二年
森田 直幸 <naohaq / ipl.t.u-tokyo.ac.jp>